テニスでストロークラリーを成立させるには球勘がある程度備わっている必要が有ります。移動を伴う通常のラリーを成立しせるには、空間認知能力、下半身の移動能力、目と手の協調性、上半身のラケット操作能力、等色々必要だと思います。
ですがここでは単純化の為、ボールは同じコースに同じ様に飛んで来る。打球はブロックではなく普通にスイングしターゲットに打球する前提とします。
この前提とするとこで移動や地面反力といった下半身操作はとりあえず不問とします。
で、飛んで来るボールを自分のスイング中の打点で捕らえてターゲットに打ち返す事が出来ればストロークは成立します。
この様な前提条件のなかで球勘はどこで活用されているのかについて今回は考えてみます。
そもそも球勘の正確な定義とかみたことが有りません。打球する為の感覚て事だと思いますが、感覚(センス、運動神経、経験)といったワードは漠然として共有が大変難しいと感じます。
くどく成りそうですが、なるべく正確な表現をしてみます。
さて、前記の前提条件で打球することを少し掘り下げてみます。
① 飛んで来るボールが想定した打点に到達する時間を正確に予測出来ている。
② 自分のスイングが想定した打点に到達する時間を正確に認識している。
③ ①のタイミングに②のタイミングを同調させる事が出来る。(打点から逆算しスイング始動)
④ ボールの質(スピード、軌道、回転)に対応し、スイング要素(スピード、フェイス角度、スイング角度)を最適化することでターゲットを狙うことが出来る。
⑤ ①の想定した打点のズレに気付いた場合、④のスイング要素を適宜調整し対応する事が出来る。
球勘はこの①~⑤全部で活用されています。
身体はこの①~⑤を反復学習により無意識に実行出来る様にする必要が有ります。
スイングフォームの外見は良いのだが、あまり上手く行かない場合は①~④のどこかに問題がある。たまに上手く行かない場合は⑤に問題があるものと推測されます。
またなにか思い付いたら追記します。
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