2026年1月14日水曜日

2026テニス再考(再構)

 昨年は肘の怪我で終了となってしまった。

5年間、月100時間のテニス練習。自分的には問題ないと思っていた。しかし、現実にはオーバーワークとオーバーストレスだったのだ。

少し振り返ると、テニスはじめたころは 1コートに4~6人、2年目くらいから 1コートに3~4人、3年目くらいから 1コートに2~3人、そして、5年目からは 1コートに2人 とじょじょに人数を減し運動密度を上げていった。

なので月100時間といっても最初と現在では運動密度が数倍以上差がある。

運動密度の増加は怪我の一因かもしれないが、本質では無いと思っている。

本質的な問題は、ミスヒットの繰返しによるダメージだと考える。(ここでのミスとはいわゆるエラーと同意ではない)

例えば、100分間練習して、ミスヒットとジャストミートの割合は、多分ミスヒット90分、ジャストミート10分、つまりミスが9割の自己診断です。

ジャストミートとミスヒットでは身体、特に肘への負担は極端な差があると実感しています。

なので、改善すべきは正確なヒッティング動作である。(ただし、現状は怪我も完治ではないので練習時間の制限も必須)


次に、ヒッティング動作について振り返る。

かれこれ6年前、テニスのYouTubeはマイブームだった。毎日6時間以上数年間見続けていた。

とにかく色々なのを見て共通点をさかして取り入れる。色々なダメ出しを見て共通点をさかして排除するといったスタンスだった。


当時注目したキーワードは、

・身体の回転で打つ

・スピンショット

・脱力スイング


ダメ出しキーワードは、

・腕力ショット

・ネコパンチ

・手打ち

といった感じでした。


多分これらは間違ってないが、今にして考えると、昭和テニスがベースに有り、これを改善する為の志向傾向。なので誇張された解説となってしまう。

自分はベースが無いので、わざわざ昭和テニスを払拭する様な指導は不要というか不適切。

具体的に言うと、

・身体の回転で打つ

・スピンショット

・脱力スイング

といった意識は不要で弊害が大。


むしろ最初に意識すべきは、









と言ったところだと今は考えます。


少し解説すると、

意図的にスピンをかけるのではなく、厚いあたりでコートに納めたいが故、結果的にスピンがかるスイング操作に収斂されているだけ。

身体の回転で打つのではなく、ボールが見えて正しく打点に入れる場合は強打の選択肢があり、強打した場合は結果的の身体が回っているだけ。

脱力は便利な商業ワード、完全に騙された気がします。ショットの主役とする様なワードではないと今は思います。


簡単に要約すると、目的と手段の取り違えです。

開始当初からフォームに捕らわれない様に注意して進めてきたつもりでした。しかし残念ながら意識していた内容は思いと逆だった様です。


あまり纏まらないですが、纏まらないついでに最近思っていることを書いておきます。


・テニスが上手くなる為の必須条件は、

 上体と下半身の独立動作。

(意識して訓練しないと、普通の人は連動動作しか出来ない)


・正確なショットをする為に注力すべきは、

 一番がボールの見方。

(結局、ボールを見方を間違えてると足や手で誤魔化してるだけ)


・モチベーションを維持するには、

遠回りはしてるが、多分無駄ではない、そもそも近道なんて無いから。

山登りに例えるなら、頂上へ向かうルートは複数ある。恐らく険しい最短ルート、これは決して近道ではない。また迂回ルートだって楽な訳ではない。

近道は平地にはあるが山にはない。なので近道を使っても居るところは高くならない。

高みを目指す! 理由は愉しいから♪


もうひつだけ追記

ミスの種類は5つ、

ロング、サイド、ネット、ショート、空振り

だと思う。

ショートとはネットにすら届かない返球。

ロングとサイド以外はよろしくない。

特にショートと無駄な空振りはマズい。(ショト選択時点で判断を間違えている)

これは現状把握(テニスの志向性)の尺度になりそう!


さらに追記

ミスしない為の考え方。

大方のミスはショット選択の間違えだと思われます。

例えばストロークをする場合、バウンドした後の軌道はツーバウンドに向けて半円形を描きます。時計に例えるなら返球範囲は10時から14時くらいまでです。

ショット選択のポイント1は、このそれぞれの時間でボールに一番あてやすいスイング軌道を使う事です。

つまり、ボールの進入軌道とラケットスイングがなるべく正面衝突となるスイングを選択します。

ポイント2はボールがラケットに衝突した後の反射角度を想定して衝突を向かえる事です。

フォワードスイングを開始した時、ラケット面の角度は既に決まっており、角度の変更がほぼ無い(手でこねない)状態で衝突を向かえられればそのショット選択は正しいです。(想定した打球が出来ている事は大前提です)

ボールの進入方向はポイント1のおかげで、ほぼ真っ直ぐ入ってくる為、反射角度に集中出来るメリットが得られます。


簡単に纏めると、ボールと正面衝突するスイング軌道を選択し、ボールの反射角度を想定した面の角度をキープし衝突を向かえる。


なおボールの回転制御は前述の部分が習得出来た後にすべきです。何故なら回転制御は衝突直後のスイング軌道(ボールの飛び出し軌道とラケットのスイング軌道のズレ)によるものなので、前述の条件を満たす必要があります。


この辺りを軽視すとミスを量産しする事に成りますw



2025年6月16日月曜日

フォアハンドの打ち分け     ~スイング軌道と面の向き~

 フォアハンド(FH)の打ち分けについて少し掘り下げてみます。

FHの打ち分けには、ストレートに飛んで来たボールをクロスに打球するケースと逆クロスに打球する2種類が有ります。あと、クロス⇔逆クロスもあるか。

今回は、下図のようなストレート⇒クロス での打ち分けの話しとなります。



前置きとして、身体の向きについて少しふれます。

代表的な身体の向き(青色)としては、下図に示すようにベースラインと並行な(ストレート方向に正対する)ケースと、狙いたいクロス方向に正対する2つが有ります。ラケット面の向き(赤色)はいずれもクロス方向で同じです。

ストレート方向に正対

クロス方向に正対


以下の話しは、ストレートにもクロスにも打ちやすいベースラインと並行なケースとなります。
(クロス方向に正対だと相手にコースを予測されやすい懸念も有ります。)



さて、本題のスイング軌道とラケット面の向きの話しです。

2つのやり方が有ると考えています。
・円形スイング軌道
・直線スイング軌道

1つづつ説明します。

① 円形スイング軌道

円形のスイング軌道なのでラケット面の向きはストレート方向から徐々にクロス方向に変化します。従って、正確にクロスを狙うには打球するタイミングがシビアと成ります。飛来するボールのラインとラケットスイングが交差する期間も制限されます。(なお、腕のスイング軌道に対しラケット面の向きを手首等で意図的に制御しないものとします。あくまで打球のタイミングで方向付けする。)


②直線スイング軌道

飛来するボールと同じラインを通る直線的なラケットスイング軌道で、かつラケット面の向きは打球ポイントの前後においても、常に狙いたいクロス方向に向いています。従って、打球タイミングの難易度は軽減されます。(間違い例としては、狙いたいクロス方向に直線的にスイングする打ち方で、この場合飛来するボールとの交差期間がシビアと成り、円形スイングと有意差がなくなります。)


ですが、現状の課題はこのスイング軌道とラケット面の向きの感覚を磨く為の練習期間が必要な点です。油断すると、すぐに円形スイング軌道に戻ってしまいます。


この話しを書きながらふと思ったのですが、もしかしたらストレート⇒クロス打球の場合だけでなく、ストレート⇒ストレート打球や、クロス⇒クロス打球においても同じスイング軌道で打てばフォームが戻る心配も(そもそもフォームを変えないので)無くなります。コース打ち分けの為に変化(準備)するのはラケット面の向きだけで良い訳です。


実はこの打ち方には、決定的なメリットが有ります。
これまで悩まされ続けているフレームショットです。
飛来するボール軌道と同じ方向にスイングするため、円形スイング時において、タイミングのズレにより発生するフレームトップ部での打球ミスは改善されます。(あくまで、ボールの飛来軌道の予測が合っている前提では有ります。)


円形スイングより少し劣る点は、おそらく打球の威力かな!? 運動連鎖が上手く使えれば同等に出来るような気もしますが、今後の検討課題ですね。



<FH動画の検討>

直線スイング軌道?

インパクト前後が直線的な軌道に見える。 
フォワードスイング開始部も直線的である。 

 


円形スイング軌道?

  フォワードスイング開始部は直線的たが、
  インパクト前後は円形(曲線的)に見える。



今日はここまで、
続くはず…



2025年5月22日木曜日

フォアハンド ストロークの確立方法 (4つの重要事項)

 自分の考えるフォアハンド ストロークの確立方法を説明します。


今回はフォームとかの細かい話しではなく、考え方や練習方法と成ります。

重要事項は以下の4つです。

・ボールの推進力

・ボールの回転力

・移動と打球

・身体のバランス


では順番に説明します。

・ボールの推進力は必須です。

推進力の目安としては、ベースライン後方からセルフ球出しで打球し、コート越しのバックフェンスに直接ボールを狙った所に当てる練習をします。山なりの軌道ではなく、弾丸ライナーであることが絶対条件です。



・ボールの回転(トップスピン)です。

フェンスに直撃出来ている事が前提条件です。

フェンスを直撃するスイングスピードを維持したまま、ボールに順回転を加えることでコート内の狙った所にバウンドさせます。ダメないのはスイングを遅く調整するとこです。



・移動と打球についてです。

はじめに自分の間違った練習方法についてです。

フォアハンド ストロークを練習する時やりがちなのが、あまり移動せずスタンディングで打球練習を繰り返してしまう事です。

この結果スタンディング状態ならば、わりと質の良いボールが打てる様に成ります。しかし、ライブボールで移動を伴った状況でのショットにおいては、ボールの質が低下する傾向が有ります。

この理由は、スイングするラケットが身体の移動による影響を受けてしまい、これまで習得してきたスタンディング状態とは異なる挙動となる為です。(腕を脱力した状態のラケットには、身体移動に伴う慣性力が働きイメージと異なる動きが誘発されます。) 単純に適切な打点に移動出来てないだけじゃないと、突っ込まれそうですが、そこはクリアしているにも関わらず生じる不具合を想定しています。


正しい練習方法としては、

移動を伴った形式でショット練習を繰り返す必要が有ります。

身体移動によるラケット挙動の抑制に関しては、ひたすらカット&トライだと思います。なにかしら挙動を抑制する腕の使い方を見いだすのか、あらかじめ挙動を想定した操作をするのか…、まだよく分かりません。多分ダメなのは、腕を脱力せずに腕力で強引にラケット操作する事かと思います。(でも試合中は仕方ないのかな?)


・身体のバランスについてです。

ストローク ラリー成功のカギは身体のバランスだと思います。

フォロースルーで身体バランスが安定していれば、速やかに次のリカバリ ポジションに移動出来ます。これにより適切なタイミングで構えることが出来ます。この早い準備が有ることで、はしめてバランスよくスイング局面に入る事が出来る訳です。

どんなに強打出来てもバランスを崩してしまっては、次の動作が遅れてしまい、相手の緩い返球すら対応出来ない残念な結末がまっています。

バランス・リズム・タイミング!


そうだ、フォームの話しは全くしてないですが、恐らく上記の練習を繰り返せば、結果的にまんざらでもないフォームに成ってるかなと呑気に考えています。

(余談ですが決まった形をまねる作業は、「守破離」の段階を経て上達する機構である為、ほとんどは「守」から抜け出せず遠回りな気がします。)


あと、サーブに関してもほぼ同じ様な考え方や練習方法で良いかと思っています。少しだけ違うのは打つ前の移動がない点です。なお、リターナーは必須でサーブから3球目ヒットまでが練習セットです。

(単独でのサーブ練習を繰り返すと、リターンされたボールの対応力が養われないと言うか、フォロースルーの崩れたサーブ動作が出来上がってしまう懸念すら有ります。)





2025年5月21日水曜日

スキーとテニスの類似性      ~技術の修錬方法~

 今回は技術の修錬方法について記述します。

まず、スキーの話しからですが、競技スキーではカービング ターンが必須です。

カービング スキーを履けばカービング ターンみたいものは出来ますが、真のカービング ターンはそんな簡単な技術ではありません。

ここではカービング ターンの細かな内容ではなく、その技術を修得する過程で実施した練習内容と考え方を説明します。


カービング ターン開眼のヒントは当時(25年前?)習っていたスキーコーチのデモンストレーションだったりするのですが、その当時はその意味も・そのデモを真似ることも全く出来ませんでした。

でもまあカービングはしているし、なんとか出来てるのかな~くらいに思っていました。しかし、そんな思い込みは斜度の厳いバーンや、緩斜面であっても鋭角なターンが要求されるゲートセットにおいては、ターンの技術不足(真のカービング ターンではない)が簡単に露見されてしまいました。

そこで色々な練習を試しました。なお、当時の情報源はスキー雑誌や書籍、DVD、スキー レッスンへの参加、知り合いとの情報交換くらいでした。

ひたすら真のカービング ターンを得る為に、もんもんとした時間がそれから何年も続きました。


とんなある日、昔ヒントをくれたスキーコーチのデモをふと思い出して真似てみることにしました。

練習するバーンは中緩斜面、とにかくゲレンデの上から下までひたすらこの動きの修得を目指しました。

この動きを自分は「カービング ボーゲン」と呼んでいます。


一見、プルーク ボーゲンの様に見えますが、エッセンスが全く違います。

とにかく一日中この練習をやっていた事もあった気がします。

そうしていくうちに、ある時なにか今までにはなかった感覚がスキーから伝わった来ました。その感覚を確信とするため更に練習を継続しました。


考え方として一番大事なのは、「スキーに仕事をさせる事」その為には「スキーの性能を活用出来る身体の使い方をする事」です。

この練習によりカービング ターンの質は確実に向上して結果も良くなりました。


次に、テニスです。

5年前テニスを始めた訳ですが、その時からテニスにおける「カービング ボーゲン」を探す旅が始まりました。


ここに来てなんとなくその練習方法が見えてきたので紹介します。

特別新しい練習方法でも何でもないです。

それはズバリ「棒立ちショット」です。


少数のテニスコーチが「棒立ちショット」を取り上げているのでもしやご存知の方もいるかも知れません。

でも、この練習の真意を理解しようと取り組んでいる方は恐らく少ない予感がします。

自分も最初これを見た時、んー、なにをしてんだ!? と思いました。そして、手抜きショットと平凡な判断し、当然練習などには取り入れず忘れていました。

そして、糸口が見えないまま時間だけが流れました。


「カービング ボーゲン」と「プルーク ボーゲン」見た目の印象はなんとなく似てますが、エッセンスがぜんぜん違います。

で、ふと思ったのです。

あっ!そうか、一見簡単そうに見える・初心者用?ととらえがちな練習。実は「棒立ちショット」は「真の垂直軸ショット」なのではないかと!

言葉のニュアンスからは、棒立ち = 手抜き(手打ち) を連想しますが、当然手抜き(手打ち)なとではありません。むしろ真逆でこれこそ真のショットであり、ショットの根幹を体得する為の練習方法なのだと思いはじめました。


なかなかこの理解に到達出来なかった一つの要因として、あまりに多いYouTube動画のほとんどが、開脚でのパワーポジションでなければ競技でのストロークにあらず的な風潮に完全に感化されていました。(もちろんそれ自体は正しいと思います。)


テニスでも多分スキーと同じ考え方でよく、

考え方として一番大事なのは、「ラケットに仕事をさせる事」その為には「ラケットの性能を活用出来る身体の使い方をする事」なのだと思っています。


ちなみに、フェデラーはプラクティスの前半の方は棒立ちです。これはサボってるわけではなくて、スイングとインパクトに集中し、ラケットから伝わる情報を感じているのだと、自分は勝手に解釈しています。

(なぜなら、自分はスキーの滑り出しでカービング ボーゲンをやり、その日の調整をまず図ることが超重要な作業でした。)


まだこの練習法が超重要であるだろう事に気が付いたばかりなので、これからやりこんで行って結果に結び付けたいと思っています!


多分、垂直軸の軸ブレ(上下/左右/前後 の全方向含む)、インパクトに向けてのスイングのブレや、インパクトでの面ブレを極限まで減らすことにより、極めて少ない身体からの(必要最低限の)エネルギーであっても、ラケットの反発性能を十二分に発揮させることが出来、質の高い打球が実現出来るものと想像しています。



2025年5月19日月曜日

最近の練習内容          ~5種類のポイント形式~

 最初やっているシングルス練習内容を簡単に紹介します。

目的は、「ポイント獲得力の向上」と「ディフェンス力の向上」です。

指針は、「8方向(前後左右斜め)への移動を伴ったショット」です。

双方の最初の立ち位置を規定し、ある程度規定した球出しからポイントを開始します。これ以降は双方基本的には自由です。これにより様々な状況に応じた対応力・判断力の向上を目指します。


具体的には以下の5種類のポイント形式を練習します。

絵の見方について、青色は球出し側、赤色は打球側、黄色は球出しの軌道イメージと成ります。


①ランニングショットからのポイント                 (横移動からのショット)





②パッシングからのポイント
(バックステップからのショット)





③アプローチからのポイント
(中に入ってからのショット)





④ドロップからのポイント
(ネット付近に走り込んでからのショット。
なお、この練習ではディフェンス対オフェンス(=ロブ対スマッシュ)状況を促する為に、球出し側はドロップ又はロブの2種類のショット制限を設けます。)





⑤チャンスボールからのポイント
(中に入ってタメてからのショット)







この様な「ポイント形式練習」に成った経緯を簡単に説明します。

この練習形式に至るまでに、いわゆる「球出し練習」や「ラリー練習」もやってきました。
これらの練習の一番の欠点は実践との解離です。
純粋にショット練習をするには向いているが、なかなかゲームに結びつかない。

だからと言ってゲームだけしていても、結局今出来そうなことをしているだけで進歩している実感が得にくい。(ゲーム感は多少上がるが技術の進化は少ない)

そこで、コートの全エリアで使う様々なショットを強制的にポイントのスタートや設定条件とする事でスキルアップさせる手法を取り入れました。



この練習での気付き

・双方の位置とボール(コース、スピード、球種)の関係による結果の変化(強打/ニュートラル/当返し/エラー)を実感しながら練習出来る。

・現状の技術レベル(なにが出来て/なにが出来ない)が把握しやすい。(ゲームだと偶然なのか/実力なのか判別が難しい。ラリー練習だと出来ていると誤解しやすい。)

・1球目の球出しは試合中に飛んで来るような意図を持ったボールを入れる事が練習の質の向上に繋がる。

・1球目の返球側は、相手の球出しのタイミングでスプリットステップしてから移動しないと練習の質が落ちる。(1球目はおおよその打球コースが分かっている為、予測/判別なしで移動出来てしまう。
逆に言うと、予測出来てると打球自体は簡単だったりするのも事実である。しかし、ゲームではそうも行かない。)



<追記>

更に最近は、上記ポイント形式のメニューを絞って下記のラリー練習を追加しました。

⑥ 守りvs攻め (ショット制限/エリア制限)



青:守り側 (ロブ/ドロップ/ブロック、後ろ半面)
赤:攻め側 (強打/他なんでも可、コート全面)

守り側は、ベースラインの右側又は左側に立ち後ろ半面のエリアを守れば良い。遅く緩い返球をするショット制限はあるが、相手コートの全面どこに狙ってボールを配球しても構わない。

攻撃側は、どんなショット選択でもよくて強打ができる。ただし、相手の立っている側の後ろ半面(相手が届きそうなところ)を狙うエリア制限がある。

両者にこのような制限を設けることで、守り対攻撃のラリー練習を成立させる事が出来る。

注意点としては、守備側の返球が普通の遅くない返球になってしまうとコートカバーが主体の振り回し練習(スライスで拾いまくる)になり、この練習目的(移動し強打で攻撃する)からはズレてしまう。

この練習をやって思ったのは、遅い球で相手を揺さぶることの重要性とその技術の難しさの気付き。(相手からの猛烈な強打は、例えボールに触れても思ったところに返球するのは至難の技) なのでタッチと強打はどちらも必須な技術である。で、どちらも共通点と言うか、大前提はコントロールである。



2025年3月10日月曜日

スキーとテニスの類似性      ~スライス系~

 スライス系のスキーにおける操作イメージがなんとなく見えてきた気がするのでとにかく書いてみます。

ボレー/ストロークに関わらず、スライス系のショットでは大きなバックスイングが不要です。(テークバックでは無くバックスイング。テークバック≒構えは必須) 緊急時などではバックスイングほぼ無しとなる事もある。他方、ドライブ系では少なからずバックスイングは必要というか自動的に発生します。

スライス系のショットがディフェンスやフェイント等で活用されるのは、このバックスイングの工程(移動距離や時間)が短い事が1つの理由と考えられます。

さて、このスライス系のショットはスキーにおいてどんなスキー操作のイメージなのか考えてみました。

まずはじめに、スキーのターン局面は以下の様に分解出来ます。

 斜滑降 ⇒ 谷回り ⇒ 直滑降 ⇒ 山回り ⇒ (斜滑降)


このスキーの局面をテニスのスイングの局面に置き換えてみました。

<スキー>     <テニス>

 斜滑降 = 準備/構え

 谷回り = バックスイング

 直滑降 = フォワードスイング

 山回り = フォロースルー


ついでに書くと、

 切替え = スプリットステップ

 ターンマキシマム = インパクト 

て感じです。


冒頭で述べた様にスライス系のショットはバックスイング工程の省略が特徴です。従って、スキーにおいては谷回りを省略した様なスキー操作という事になります。

以下の2つのターン操作技術が思い付きます。


① 山開きシュテムターン

山回り局面においてテールをズラす事でカービング操作を省略している。(一気にずらせば急激な方向転換が可能) 一般的にスキー技術の導入段階で練習するテーマであり比較的簡単にターンしやすい点は、スライスと似ているかと思います。


② スイング&グライド


これはカービングスキーが登場する以前(~90年代)にレーシングスキーで活用されたスキー操作技術です。谷回りではスキー板を滑空するようにスイングして方向付けし、その後はエッジをグリップさせて板をグライド(≒カービング)させるというものです。ただし強靭な脚力・体力が必要であり、その点はスライスの省エネ性とはだいぶ異なります。ただし、攻撃的で糸を引くような低く滑るスライスとイメージは似ているのかも知れない。


ところで、カービングスキー登場以降(2000年~)はターン技術も進化し谷回りでは板をズラさずに、板をしならせて回す事がスピードアップのカギと成って来ました。なのでスキーの操作方法が激変したとも言えます。(基礎系/競技系のスキーヤーは技術思考の人が多く新技術習得のチャレンジ欲は大勢でした) 

丁度この流れは、テニスのクラシックスタイルからモダンテニスへの変化と類似します。(カービングスキーでクラシックなターン技術を使い続けるのがもったいないと感じる様に、最新のテニスラケットでクラシックなスイングスタイルでプレーし続けるのはとてももったいないと感じてしまいます)


後半はだいぶ話しが脱線しましたが、また何か思い付いたら追記します。




2025年2月26日水曜日

全てのショットは2種類である説 ~腕の捻れ方~

 前回はボールとラケットだけの話しをしました。この事象は純粋な物理現象だけなので個人差とかは無い万人共通の話しです。今回は少しだけ身体の話しにも踏み込みたいと思います。身体の話しですが切り口としては万人共通(?)の事象にしたいと思います。

さて、今回はラケットの次の部位である「腕」に関するスイング理論(?)の話しとなります。

よく「サーブではプロネーシヨンを使いましょう。」とか聞くかと思います。ちなみに、プロネーションの反対はスピネーションです。   

今回唱える説は、実践での使用頻度はさておき全てのショット(ストローク、ボレー、サーブ、スマッシュ)は、「プロネーション タイプ」と「スピネーション タイプ」の2種類に分類出来るとうい提言です。

ショット別にその代表例を示します。またそれぞれのショットは球威の出しやすい「オフェンス系」と、ボールの回転、球際や緊急時に有利な「ディフェンス系」に分類しました。


◆FHボレー

・プロネーション タイプ

 ハイボレーやパンチボレー ⇒ オフェンス系

 スイング軌道は

 「つの字」、「カマボコ型」

 手の動きとしては、寝かせた親指を立てて終わる


・スピネーション タイプ

 ローボレーやドロップボレー ⇒ ディフェンス系

 スイング軌道は

 「しの字」、「滑り台型」

 手の動きとしては、立てた親指を寝かせて終わる


◆BHボレー

・プロネーション タイプ

 ローボレーやドロップボレー ⇒ ディフェンス系

 スイング軌道は

 「しの字」、「滑り台型」

 手の動きとしては、立てた親指を寝かせて終わる


・スピネーション タイプ

 ハイボレーやパンチボレー ⇒ オフェンス系

 スイング軌道は

 「つの字」、「カマボコ型」

 手の動きとしては、寝かせた親指を立てて終わる


◆FHストローク

・プロネーション タイプ

 通常のスピンショット ⇒ オフェンス系

 スイング軌道は

 「への字」、「ワイパー型」

 手の動きとしては、小指側から入いり親指をつきだし小指側見せて終わる


・スピネーション タイプ

 ウィンドミル ⇒ ディフェンス系

 スイング軌道は

 「Cの字」、「ボーリング投法型」

 手の動きとしては、手のひらから入いり手の甲を見せて終わる


◆サーブ

・プロネーション タイプ

 通常のサーブ ⇒ オフェンス系

 フォームイメージは「野球の遠投」、「ヤリ投げ」

 手の動きとしては、地面に向けた親指が空に向いて終わる、手のひらを見せる感じ


・スピネーション タイプ

 リンゴの皮むきサーブ ⇒ ディフェンス系

 フォームイメージは「カーボーイの投げ縄」、「ブーメランの縦投げ」

 手の動きとしては、小指側から入り親指をつきだして終わる、手の甲を見せる感じ


◆BHストローク、スマッシュ

 <省略>


以上が今回の解説及び考察となります。



次にオマケとして、この「オフェンス系」と「ディフェンス系」において、手の指のどの辺の力を使うかという仮説です。話し半分でお願いします。


◆オフェンス系

小指と小指球側で握りこみグリップを引っ張る動きを使いボールを潰す様な/ボールに負けないラケット面をつくる。


◆ディフェンス系

親指と人差し指側で握りこみボールを削る様な/ボールを支える様な、もしくはボールを受け流す様なラケット面をつくる。



この指使い方は極めて個人的・感覚的のものだと思います。とりあえず思考/整理のキッカケの為に簡単にメモしてみました。また何か思い付いたら追記します。


追記です。

ショットの話しをすると人によって言っている内容が真逆てことがままあります。これにはおおざっぱに4つ理由が考えられます。

① 片一方の手の動かし方(プロネーション/スピネーションのどちらか)しか知らないケース。

② 状況(ディフェンス/オフェンス)設定が異なっている。もしくは状況で手の動きが変わる認識がないケース。

③ 2つの存在は知っているが、逆側の動きは好ましくないと思い込んでいるケース。(練習環境や入手情報による片寄った洗脳・誤解)

④ 取っ掛かりの段階で、片一方の動きはしやすいが逆側は動かしか難くい感覚のため、それ以来練習していないケース。

上記はいずれも自分に生じた事例です。

理屈整理すればたったこれだけの話しなのですが、なんでテニスの指導理論にまとまってないのだろうか? 個性とかでごまかしている予感もします。最初から2種類あると言ってくれれば両方練習するだけで、こっちがいいとか悪いとか余計な思考(遠回り)が減らせます。考えるべきは実践での2つの使い分けだと思います。


あと、プロネーションやスピネーションを使ってショットを打つ時の注意点です。

前腕の筋肉を意識的に使ってラケットを煽るのはケガのリスクが伴います。結果的に勝手にそうならざる得ないラケットのスタート位置、フレーム進入角度やラケットのスイング軌道をイメージし、これが自然に出来てしまう腕や肩、(身体)の使い方を模索することが重要と考えます。


追記2です。

例外としていくつか腕を捻らないショットもあるので書いておきます。(これらは3種類目に分類するのでは無くあえて例外としました。)

◆腕を捻らないショット

・厚い握りで正面のボレー(ソフトテニス系のボレー)

・厚い握りでの羽子板サーブ

・浅い球をランニングショットするとき、身体の前でラケットを固めたままボディーアタックの様に返球

・脇を閉めて上腕を固定し、肘と手首を支点としたチョップ型のショット(フレーム方向に手でスイングし面圧は手の握力で確保)

これらはボールに回転がかけ難い為、当たりの調整が非常に難しい。また、薄い握りだと面圧が得難いショットだと思います。


所で、肩を支点としたボレーやストロークで腕とラケットを真っ直ぐ下ろして打球する操作があります。この場合端からは一見腕を捻って無いように見えます。しかし、本人はボールを制御(負けない/受け流す)するためにどちらか方向に捻っている(面圧を調整している)と考えています。

ラケットをウエスタン(ラケット面と前腕が直角)以外のグリップで握った場合は、身体機能的に腕を捻った型で打球するのが自然であり、身体に負担が少ないと考えます。(まあ、弱いボールでしたらあまり関係無いかも知れませんが)