2023年1月29日日曜日

テニスレベルの考察

テニスをはじめたときよくわからなかったのがテニスレベルの表現です。初中級、中上級てのが全く意味不明でした。スキーでの一般的なレベル表現は、初級、中級、上級の3段階があるだけです。

そこで、テニスレベルの表現について色々考えたところ一つの仮説にたどり着きました。

テニスはオープンスキルが必須の対人スポーツです。ただし、ショット技術はそれぞれを単独でとらえるとクローズドスキルになると思います。

「ショット技術」= クローズドスキルと、「ショット以外の技術」= オープンスキル (予測、相手との駆引き、フットワーク等)をそれぞれ3段階(上手、普通、下手)にし、これらの組合せをテニスレベルと考えてみました。

この表のように、例えば中級といっても内容が3つに分かれます。個人的には妙に納得出来ました。

脱中級を目指して頑張ります!


《捕捉》

ここでのショット技術の定義は、3条件(リズム、バランス、タイミング)が取れている前提(クローズドスキルになる条件)で、イメージ通りに打球(コース、軌道、距離、回転、スピード)することが出来るかということです。

まあ当たり前かも知れませんが、テニスはボールを介し向かい合う相手と対戦するスポーツなので、「ボールの扱いと相手の扱いの両方に長けた選手が優れている」て事なのだと思います。


《追記》

いろいろ書きましたが、個人的にレベル分は3段階(初級、中級、上級)でいいかとあらためて思っています。シングルス前提で簡単に纏めるとこんな感じでしょうか。

初級;ゲームをするために必要なショット技術が不足している。(軽いラリーが続かない、サーブが入らない、等)

中級;ゲームは出来るが、フットワークやショット技術になにかしら悩みを抱えている。(予測、安定感、球威、他)

上級;自信のあるショットがあり戦略的にゲームを組み立てることが出来る。(市民A、オープン戦、JOP大会に参戦)

2023年1月7日土曜日

スキーとテニスの類似性(3)

 




◆道具の性能を活かす

〈スキー〉
体や脚の筋力だけで無理やりスキーを曲げようとしてはいけない。
スキーが曲がるような身体とスキー板(&雪面)との関係性を探することが肝要。

〈テニス〉
体や腕の筋力だけで無理やりボールを飛ばそうとしてはいけない。
ボールが飛ぶような身体とラケット(&ボール)との関係性を探すことが肝要。


◆捻りにより準備開始

〈スキー〉
ニュートラルポジションから谷回りに向けて上体の先行動作(順捻り)により次のターンマキシマムへの準備をはじめる。

〈テニス〉
スプリットステップからユニットターン(逆捻り)動作により次のインパクトへの準備をはじめる。


◆身体の前でアタック

〈スキー〉
ポールの上から入り身体の正面でポールを捕らえる。

〈テニス〉
ボールの後ろから入り打点を身体の前にしてボールを打つ。


◆エネルギー解放による加速

〈スキー〉
ターンマキシマムで蓄えられたエネルギーの解放によりターン抜出しでの加速を得る。

〈テニス〉
身体の捻りと踏込みで蓄えられたエネルギーの解放によりインパクトでの加速を得る。


◆2つ先を見据えた動作

〈スキー〉
ポール通過時は2つ先のポールを見てその方向に身体を落として行く。この落ちて行く力を利用することで無理なく次(1つ先)のポール方向へスキー板を方向転換する。

〈テニス〉
自分の打球時は2つ先の打球(相手から戻ってきた球)を想定し打球後は合理的な位置へ移動する。この合理的移動により相手を観察する時間が増し無理なく次(1つ先)の相手からのボールを返球する