2023年9月27日水曜日

素振り練習器

 細い棒の先に重りを付けただけの単純なモノです。細いグリップとすることで軽く握れるように促します。重りはスイートスポット付近に横長に配置しています。横長にすることでフェースとフレームの雰囲気を模擬します。

この重りの位置とフェースの向きを感じながらスイングするのがとても重要なポイントです!


フォアハンドストロークの分類方法

 

以前のブログでフォアハンドストロークのタイプ分けについて触れました。

今回はもう少しタイプに関し深掘りしてみようと思います。なお、ここで取り上げるのはスイング時のラケットの動きの特徴に関するタイプ分けです。(身体操作については特に触れません。)

フォアハンドストロークの分類は以下の2つのパラメータで分けることが出来ると考えました。

・ラケットダウン

・ドックパッド


ラケットダウンとは

テークバック後にラケットヘッドが打点よりも下がる動きです。


テークバック時のラケットの高さやラケットの傾きにより、ラケットダウンの軌道が変化します。この軌道には連続性(C字型)と、不連続性(L字型)の2通りがあります。連続性のものにはターン時のラケットセット位置が仮に垂直に立っていたとし、ここを起点に90°~180°回転するのがサーキュラースイングです。不連続性のものにはラケットを直線的に降下させるものと、曲線的に降下されるものがある。曲線的に降下させるものは一見サーキュラースイングと似ているがドックパットが入る点が異なります。


ドックパッドとは

フォワードスイングの前にラケットダウンしてセット(一瞬浮遊)する動きです。セットの方向は打球方向に対して90°~180°の範囲かと思います。セットしたラケットはフォワードスイングの開始に伴い切り返し(ヘッド位置が打球方向と反対方向へ向く)動作がおきる。


この切り返し動作は腕の伸張反射と成ってスイングエネルギーに変わります。ドックパットのセット角度は浅い(90°)方が伸張反射が大きくなり、深い(180°)方が伸張反射が少なくなります。


2023年9月26日火曜日

負けパターン




以下思い付くままに負けパターンを羅列しました。(まあ見方を逆にすれば勝ちパターンでもあります。)

プレースメントが超重要ですね!現実はなかなか難しいですが…。

負けパターン(甘いボール)になる原因は準備(予測/認知/判断/反応)の遅れです。

双方のポジション取りや球質は記載していませんが、心眼で眺めて下さい。(また、ショットやフットワーク力の優位差により違った展開になることは、普通にあるかと思います。)

飛球順序:赤 ⇒ 青 ⇒ 黄

リターン(左サイド)

リターン(右サイド)

リターン(右サイド)

サーブ(右サイド)

サーブ(左サイド)

サーブ(右サイド)

サーブ(左サイド)

サーブ(左サイド)

サーブ(右サイド)

サーブ(右サイド)

リターン(左サイド)

ショート

リターン(左サイド)

フォア クロス

フォア クロス

フォア クロス

リターン(右サイド)

リターン(左サイド)

バック クロス

ショート

ショート

ショート

リターン(左サイド)

リターン(右サイド)

バック クロス

ロブ

ロブ

ロブ

ロブ

センター

2023年5月23日火曜日

スキーとテニスの比較(理論)

 スキーの滑り方は以下の様に分類することが出来ます。

・直滑降

・斜滑降

・山回り

・谷回り

・カービング(グライド)

・スキッド(ズラシ)

タイムアップの為には状況にあった技術をスターからゴールまでの滑りのなかで、うまく組合せて使用することが肝要です。

ターン技術の具体的な例を次に示します。

右:スイング&グライド

中:ワイパーターン

左:フルカービング

状況にマッチしていればどのターン技術でも良いかと思います。ただし、競技スキーでは攻めすぎればゴール出来ない。かといって安全を取り過ぎターンスピードが遅くては、決して求める結果にたどり着けません。従い、スイング&グライドを基軸としたターン技術が必須となります。


さて、上述したスキーのターン技術3パターンはテニスのフォアハンドストロークのスイング技術に当てはめる事が出来ます。

・スイング&グライド ⇒ 脱力系スイング

ドックパットあることが特徴でラケットの振り出しが2段階(ラケットダウンとフォワードスイング)に成っている。インパクト直前ではラケットのフリップ動作によりヘッドスピードを加速(腕よりも速く)させる。

・ワイパーターン ⇒ クラシックスイング

手とラケット面がほぼ同速で振り出されインパクトするイメージのスイング。従いヘッドスピードは腕のスピードとほぼ同等である。

・フルカービング ⇒ レベルスイング

ドックパットないことが特徴でラケットの振り出しに連続性がある。テークバックのやり方でサーキュラースイングや直線的にラケット引いて切返しを使うリニアスイングが有る。ラケットの遠心力や腕の伸張反射を多用しヘッドスピードを加速させる。


テニスでも上述の技術を状況に応じて使い分ければ良いのかと思います。テニスはタイム競技ではない訳ですが、ボールの質(スピード、回転量と回転軸、コントロール、他)を上げられれば、求める結果により近付けるものと考えます。

これらを踏まえて、脱力系スイングを基軸にストローク技術向上に日々励んでいます!

2023年5月21日日曜日

ガシャリ防止練習ラケット

 フォアハンドは肝心な時に限って何故かガシャリます。巷にはイプスて言葉を使いたがる人もいますが、自分に関しては単純に「まとを得た練習」が足りないだけだと思っています。

ラケットメーカーはスイートスポットなん%アップだとか、デカラケとか色々開発してますが、真のテニスの愉しさ(フルスイングでジャストミートする打球感)が半減する予感しか有りません。

これまでガシャらない為にスイング時の意識や身体操作等を色々検討してきました。効果のみられるスイング手法も見い出だせました。しかし、ゲーム中はそこに意識がないので結局ガシャリます。

そこで今回「ガシャリ防止練習ラケット」を作ってみました。実態は使わなくなったラケットの真ん中辺りに適当に余ったガット張っただけです。(笑)





早速、軽くボールついたりしたのですが本当にあてるのが難しいです。いかに今まで適当に打っていたのか痛感します。

練習頑張ります!!

2023年4月29日土曜日

スキーとテニスの比較(雑感)

 ◆スタンス幅と技術レベル

スキーの場合、初心者はスタンス幅の広い(脚を突っ張た)ボーゲン、上級者はスタイル幅の狭い(パワーポジションでの)パラレルです。

テニスの場合、初心者はスタンス幅の狭い(膝の伸びた)棒立ち、上級者はスタンス幅の広いパワーポジションである。

上級者は両者ともパワーポジションである点は同じだが、スタンス幅が真逆である点が面白い。この理由は後述します。






◆左右方向への移動動作

スキーの場合、外からは左右へ移動して見える。しかし、滑り手本人は自ら左右に移動してはいない。あくまでスキーという乗り物に乗ってスキーが左右に進むよう外力を利用し操作して(働きかけている)いるだけである。

テニスの場合、外から見た通り足を使い自力で行きたい方向へ移動する。一歩目、止まり方、戻り方、これらのやり方は色々有るが本質的に自力移動である。

この様にスキーとテニスでは、移動の仕組みが異なります。この移動の仕組みの違いがスタンス幅の違う理由の一つと考えます。スキーはパラレルの方が左右へ移動しやすく、かつ高速時のバランスも取りやすい。一方、テニスはワイドスタンスの方が横移動しやすく、かつショット時もバランスよく打ちやすい。


◆不確定要素

スキーは自然相手のスポーツである。この為以下の様な不確定要素があります。

・雪質(アイスバーン、パウダー、春雪、他)

・斜度(急斜面、緩斜面、他)

・捻れ(片斜面、かまぼこ状、すり鉢状、他)

・形状(フラット、コブ、溝、他)

・障害物(人、柱、木、建物、土、ポール、他)

・天候(晴、雲、雪、霧、雨、風、雪温、他)


テニスは対人スポーツですが、屋外コートだと以下の様な不確定要素があります。

・相手(ショット種、配球、スピード、他)

・コート種(オムニ、クレー、ハード、他)

・ボール(メーカーの違い、使用劣化具合)

・気になるもの(騒音、観客、鳥、虫、他)

・天候(晴、雲、雨、風、気温、他)


追記です。

◆スタート(ポイント開始)の重要性

タイムレースであるスキーにおいては、スタートからの3旗門がその日の勝敗の方向性を大方決めてしまうほど重要です。この3旗門でスムーズに加速しリズムにのれないと、その先でまた流れにのせる為の作業の繰り返しとなり、事前に想定していた最速のライン取りとはかけはなれた状態におちいってしまいます。

テニスでもサーブからの3球目・リターンからの3球目はとても重要と考えます。この3球目でリズムにのり、自分のペースに持ち込めれば、その後のラリーを優位に進める可能性がひろがります。(なお3球目が来ない場合もありますが、ポイントは取れるメリットと、ラリーのリズムをつかめないデメリットがあります)

スキーにおいては、スタートからの3旗がイメージ通りであればそれ以降はスピードにのったなかでの動作となるため、スタートとは異なる比較的安定した動き(バーン変化等はあるが)となります。

一方テニスにおいては、相手は常にリズムやバランスを崩す施策を打ってくる為、常にポイント開始からの3球目に近い心理状態での対応(オープンスキル)が必要なのかと思います。ここはスキーとは少し違う気がします。(しかし、ラリーで主導権を取り続けられればスキーと近い予感も少しだけします。なかなか現実はあまくないですが)


以上、雑感でした。

またなにか思い付いたら追記します。

2023年3月18日土曜日

スイング練習機作ります!

 いろんな方と練習してきて素振りが不足している気がしています。

でも実は素振りは打球感が無いため難しかったり、つまらなくて飽きてしまったりします。

テニスをはじめた時から自分用にスイング練習機をいろいろ作ってきました。(過去ブログ参照)

なのでノウハウはまあまあ有ります。

そこで、スイング練習機欲しい方にはお作りします。

こんな感じです。👇





 ※ 1500円でお譲りします。

ちなみに、この手の商品をネット通販とかで買うと数万円するみたいですね。ビックリ!


2号機作りました。👇





こんな感じにすれば全ショット練習出来ます!