2022年3月15日火曜日

スイング方向と飛球方向

投球動作イメージのみでテニスラケットでの打球を構築しようとすると、スイング方向と飛球方向が同じフラット打ちとなる。競技レベルのテニスにおいてはスイング方向と飛球方向は多様であり、異なる事もあれば同じ事もある。



今回は身体の使い方ではなく、ラケットでボールを打つ場合に発生する現象について少し整理してみます。



スイング方向は固定し面の向きを変えて打球するとボールとの接点が変化します。フラット打ちでのボールとの接点を中心とすると、接点が中心がらズレた方向にボールへ回転がかかり、ラケット面の鉛直方向よりにボールは反発する。



ラケット面の向きを固定しスイング方向を変えて打球すると、ボールの中心軸からズレた力が働くため、ズレた方向にボールへ回転がかかり、ラケット面の鉛直方向よりにボールは反発する。



スイング方向は固定しフラット打ちで打球すると、飛球スピードはスイングスピードに追従する。



スイング方向は固定し面の向きをスイング方向とズラした状態とし、低速でスイングすると飛球方向は面の鉛直方向よりとなる。一方、高速にスイングすると飛球方向はスイング方向よりとなる。



ラケットとボールを打つ時に、面の向き・スイング方向・スイングスピードの関係性について理解した上で、身体の使い方を構築することが上達への道かと考えます。

2022年3月8日火曜日

サーブを真上から観る(2)

 別の鮮明な素材見付かったので貼り付けます。




やはりポイントはここですかね。⬇️




2022年3月7日月曜日

サーバー側から見えるリターンポジション

 最近リターンのポジションでオープンスペースのコメントを頂きました。今まで自分がサーブする時は、相手の立ち位置を意識してコースや球種の選択をしています。しかし、自分がリターンする時はなんとなくサーバーの雰囲気やゲームの流れで立ち位置を決めていました。

冷静に考えると、自分がサーバー側からどう見えているか全く意識していなかった訳です。

そこで以下の12通り組み合わせの写真をサーバー視点で撮影してみました。

・デュースサイド、アドバンテージサイド の2ヵ所

・デッドゾーン、ベースライン、更に後方 の3ヵ所

・サイドライン寄り、片サイドの中央付近 の2ヵ所

















立ち位置の図説 ⬇️
















拡大版 ⬇️
















見て確認するだけなので特に結論は無いです…。


まあ立ち位置は、基本的には球威で決めてます。

あと相手の癖ですかね。でも初見だと難しいな…。

テニススタイルの分類

 シングルスのゲーム練習をはじめて1年ちょっとですが、これまで対戦してきた相手(NTRP 3~5、数百人)のテニス スタイルを自分なりにタイプ分けして整理してみました。(まだ見ぬスタイル有るとは思いますが…)

一般的には戦術つまり得点手法(オールラウンダー、ベースライナー、サーブ&ボレーヤー、etc)で分けるパターンが多いかと思います。しかし、ここでは少し違う切り口でそのプレーヤーがメインに使用するボールの質やショットの種類で分けてみることにしました。

なお、このタイプ分けの目的は対戦相手を分析し戦略を練る為であり、優劣を付けることでは有りません。

とりあえず思い付くまま書いたところ下記の5つになりました。


・フラット系ストローカー (時間を奪うスタイル)

弾道が低く、スピードは早い、バウンドの高さも低くい。

フラット、ドライブ、フラットスライス、等の厚い当たり、曲がりや回転は少ない。コーナーを攻めたり、前に入って相手の時間を奪う。

多分薄い握りの標準スイングや横振りスイング。

通称:フラッター


・スピン系ストローカー (バランスを崩すスタイル)

弾道は基本的には高く、スピードは普通、バウンドの高さは普通か高め。

スピン、トップスピン、エッグボール、等の順回転、厚みで回転量や深さを制御。左右に深く振ったり、少し浅く振ったりして相手のバランスを崩す。

多分、厚い握りの標準スイング、縦振りスイングや巻込みスイング。

通称:スピン系シコラー


・スライス系ストローカー (バランスを崩すスタイル)

弾道は基本的には低く、スピードは普通もしくは遅い、バウンドの高さ方向は場合によって上下左右に変わる。

ボールの3時~9時のどこをどれくらいの厚みて触るかで、早く滑ったり、停まったり、曲がったりを制御し相手のバランスを崩す。

基本的には薄い握り、スイングは標準的なもの、身体で運んだり、身体側に引いたり、前腕の切返し、押したり、多種多様。

通称:スライサー

(亜種 以下造語 デスラー = 死に球の使い手、

チッパー = ツッツキ系のチップショット専門家)


・ネット プレーヤー (時間を奪うスタイル)

サーブ&ボレーやリターンダッシュ、アプローチからのネットプレー等、基本的にボレーをメインにする。

アプローチショット、ハーフボレー、ボレー、スマッシュ、足を使った機動力で交戦。ボレーの方向や長さ、スピードは体重移動やスイングで制御。基本的にはボレー対ストローに持ち込み相手の時間を奪う。

通称:サーブ&ボレーヤー


・ロブ プレーヤー (バランスを崩すスタイル)

弾道は基本的にはかなり高かく滞空時間は長い、スピードは遅め、バウンドはかなり高い。

基本的には、フラットが多いが、スピン系、スライス系、これらのミックス系。

基本的にはの相手のバックサイド深めにロブを上げてバランスを崩す。

更にロブとドロップショットを織り交ぜて前後に揺さぶり相手のバランスを崩す。

通称:ロブ系シコラー