2024年4月16日火曜日

アルペンスキーを対人競技にするアイデア

今回は超マニアックな話しかつ空想です。興味の有る方はどうぞ読んで下さい。

アルペンスキー

まず初めに、アルペンスキーは対人競技の側面が有ります。ルールとしては旗門(ゲート)を正しく順番に通過し時間を競います。で、この旗門を配置する役割りの方をセッターと呼びます。

セッター

配置ルールはカテゴリーによって異なりますが、ルールの規定範囲内であれば「セッターが自由に配置」することが可能です。なので同じコース(ゲレンデ)でもセッターによって旗門の配置に個性が出ます。難しくするか優しくするかはセッターの気持ちしだいです。つまりアルペンスキーはゲレンデの地形変化、環境(雪質や他の方の滑走キズ等)、そしてセッターとの戦いなのです。従い冒頭の通り対人競技の側面が有る訳です。しかし、テニスや格闘技のような同時系列的ではなくて、子供が落とし穴を作りイタズラを仕掛けるような時間差の有る対人性です。(セッターのワナにハマる)

これではテニスの対人競技性とはだいぶ異なるので、同時系列的とするべく空想を巡らしてみました。

で、一応アイデアは纏りました。説明はかなり難しいのですがトライしてみます。

ご存知ない方が多いと思いますが、既存のアルペンスキーにはパラレルスラロームという2人同時に滑ってタイムを競う種目が有ります。

パラレルスラローム

今回のアイデアのイメージはこれに近いです。ただし競うのは時間ではなく、相手にワナを仕掛けてミスを誘います。具体的には以下のような感じです。

まず何にもないゲレンデに、スタートゲートを2つ十分な距離を空けて配置します。仮に右側のスタートゲートにAさんが立ち、左側にBさんが立つとします。Aさんには相方のA'さんがいます。同様にBさんにも相方のB'さんがいます。◯さんの役割は滑ること(滑走者)、◯'さんの役割は相手選手の旗門を設置すること(セッター)です。

スタート順はコイントスで決めて、仮にAさん先行で滑走しはじめます。なお滑走は真横よりも下方向のみで上側移動は失格(=失点)と成ります。Aさんがスタートしてから、1秒以降にB'さんがAさんの規定コース内に第1旗門を設置します。旗門設置はマーカーを置くだけです。なおB'さんの位置はAさんよりも常に下側でなければいけません。Aさんに追い越された時点で負けです。(A-B'オフサイドルール) Aさんが第1旗門を通過した時点でBさんはスタートします。Bさんがスタートしてから、1秒以降にA'さんがBさんの規定コース内に第1旗門を設置します。同様にB-A'オフサイドルールが有ります。後はこれを繰り返して行きます。

要約すると、仲間の滑走者が旗門を通過したら、相手の滑走者の邪魔をするような旗門を追い越されないようにしながら一つ設置し、どちらかが失敗(旗門を通過出来ない、又は滑走者に追い越される)するまで続けます。

アルペン経験者には突っ込みどころ満載かもしれませんが、とりあえず空想(妄想)はこれくらいでやめておきます。


さて、今回こんなゲームプランを考えたとこで少し整理出来たことが有るので、それについて書きます。

テニスはメンタルが大事!という話しはご存知の通りかと思います。

上述のスキー対戦をテニスに例えると、

・滑走者 = ショット動作(身体操作)

・セッター = 戦術系(思考、メンタル)

に当てはまるのかと思います。

アルペンスキーはどちらかと言うと戦略的な思考が大きいです。(バーン状況等で戦術的要素も無くはないですが)


まとめると、テニスは「滑走者」と「セッター」の二人分の作業を一人でこなしていると言えます。やはりメンタルが大事です。(インプレー中は自分のフォームとかを気にしてる場合でなくて、ワナを仕掛けるセッターような思考に専念したいものです!)


また、何か気が付いたら追記します。

0 件のコメント:

コメントを投稿