2024年3月5日火曜日

テニスゲーム備忘録(1) ~ ゲーム中の考え方 ~


ゲームのなかで気が付いたことを簡単にメモします。

飛球順序:赤 ⇒ 青 ⇒ 黄
ポジション:緑


・狙う位置

ゲーム中は無意識に同じリズムで打球しがちです。リズム(狙い)を変えて自分のミスを減らす工夫が肝要。

ワイドで相手を外に追い出した後は
普通のクロスを打ちアウトミスを避ける

同じリズムでショートクロスを打ってしまうと
サイドアウトやネットのリスクが高くなるだけ


・身体の向き

ゲーム中は相手方向をずっと正体して見続けたい心理が無意識に働きます。勇気をもって身体を横に捻らねば。(顔はそのまま)

BHで身体が開いているとストレート狙いの
はずが面の向きで右にサイドアウトしやすい

BHで身体が開いているとDTL狙いなのに打球時
の横回転により左にきれてサイドアウトしやすい


・ポジション取り

自分が"低めの短い"ボールを打った(もしくは予想より短くなってしまった)後はすみやかにサービスライン付近へつめるべし。ベースラインで突っ立っているとドロップ返しされるだけ。(なお自分が"浮いた短い"ボールを打ったら話は別、判断の目安はネットの高さ)

すみやかに前に行きパスを打つ

とどまっているとやられるだけ



相手の浅いワイドを拾った後は、ベースラインには戻らずに前につめてネットプレーに移行する。(戻るか前につめるかのグレーゾーンは模索中)

ワイドを無心で中央に返球するとボレー修了

相手のワイドはストレート方向へ返したい
返球後はそのまま前に出てネットプレー



ロブ合戦で自分が深いロブを入れた後はやや浅めに位置取り、浅い返球に対応出来る準備をしておく。



ロブ合戦で自分のロブが浅くなってしまった場合、ド真ん中まで戻らずに少しだけ片側を空けておき誘いをかける。後は相手に悟られないタイミングでそこに移動・返球するとに集中する。




低目の浅い球を打った(意図的・たまたま)場合は、立ち止まらず前に詰める。ロングラリーと同じポジション取りでは相手(オフバランス)の浅くなりがちな返球への対応が難しくなる。

すみやかに真ん中付近に詰め返球に備える

普通のラリーポジションに戻ってしまうと
相手からの浅い返球への対応が遅れる

普通のラリーポジションに留まってしまうと
相手からのショートアングルに対応できない

すみやかに真ん中付近に詰め返球に備える



追記です。

大事かなと思われる「ゲーム中の考え方」を適当に羅列してみました。

◆ 基本的に際どいところは狙わない。
(ライン狙いはそもそも戦略自体が間違い。入った入らないで一喜一憂してもぜんぜん建設的でない)

◆ スイングの振り出しはゆっくり、そしてじわじわと加速させる。
(雪道のアクセルワークのごとく、いきなり加速しても前に進まないのと同じ。スイングの切り返しが早くなるのは振り遅れや準備の遅れの帳尻合わせにすぎない)

◆ 打ったボールの判定は相手に任せて次の打球の為の準備、リカバリーに意識を集中する。
(ボールを眺めはじめると気持ちがそちらにとらわれてしまい身体の移動が当然おろそかとなる。この時観るべきは相手の動きやボールとの状態。そして自分が今どこに居るかの認識、現在地が分かれば行き先は自ずと見えてくる)

◆バランスを崩したら出来るだけ安全にいやらしく返球する。
(一か八かの強打は極力避けるべき、ギャンブルテニスではたまたそのポイントが取れても相手は脅威を感じない)

◆ 飛来するボールは首を動かし目で追わない、打球する為だけに全身の感覚で反応する。
(目で追うのはアウトを期待した身体操作の為打球する事が難しくなる。打球を目的とすれば身体は自動的に必要な動きをしてくれるものの様だ)

◆ ボールは2バウンドするまではあきらめない。
(軌道にもよるが案外2バウンド目までの時間はあるものだ。返球出来ても出来なくてもボールを追うことで、相手は何らかのプレッシャーを抱く様だ)

◆ ボールスピードよりも精度がとても重要である。
(スピードと精度の両立が出来れば最強だが当然容易ではない。精度のないオバースピードは進化途上でない限りテニスのゲーム性から逸脱している)

◆ 相手を観る時はスタイルの完成度に着目することが肝要である。
(一見フォームの良し悪しに目が行きやすが、肝心なのは球質(スピード/回転/精度)の実現範囲とショットの再現性である。テニスはボール介した騙し合いらしい)

◆ 浅いボールを打ってきたら待ってましたと考える。
(浅いボールは2種類あり、①自分が追い込んだ返球が浅くなる場合と、②相手が前後の揺さぶりを仕掛けてくる場合だ。何れも「いつでも前へ入れる意識付け」が身体移動の源になると考える。ベースラインに居続けたがるのは内弁慶、苦手意識から脱却出来ない)

◆ ナイスショットを打った時、恐らく返球出来ないだろうと楽な解釈をせず「残心」する。
(自分勝手に相手のポテンシャルを決めてはいけない。ボールが2バウンドするまでは、とにかく気を抜かず残心する事が肝要である)

◆ とにかく慌てない、かといって慎重に成り過ぎない。
(慌てない為には相手と同調する為の観察と集中を怠らない。慎重過ぎる時は意識が自分側に片寄っている気がします)

◆ 決め球を打とう考えずに、相手を揺さぶり続けると考えていれば意外と力まない。
(この一発で決めると考えてスイングすると、そのショットの重要度が高く成る為当然力む)

◆ 肝心な時にダブルフォルトするのは、3球目対応能力が原因なのかも知れない。
(通常はサービスに問題があると考えがちだが、リラックス出来ない根本原因は3球目対応への不安。処方箋を誤るとフォルトから抜け出せない)

◆ 飛来する遅いボールのスピードにつられてゆっくりと移動しない。自分の標準移動スピードを確立することが大事。
(遅いボールが来るとつい釣られて移動もゆっくりと成ってしまい結局間に合わない。普通の移動スピードでバウンド予想地点に先回りしバウンドタイミングに集中する、ボールスピードに合わせてワナにはまらない)

◆ 安定の為の3要素「リズム・バランス・タイミング」
(自分がミスをしない為に必須の3要素であり、相手をミスさせる為の3要素でもある。緊急時はタイミングだけになるので危うい、ポイント開始から速やかにリズムをつかみ、特に打球時のバランスを保つべし。勝敗に囚われ3要素を怠るとかえって負けやすい)

◆ ショットスピードとフットワークの整合性
(速い球を打てばその分早く返球される可能性が増えます。自分のリカバリ能力を考慮したショットスピードを選択することが肝要である。いくら速い球を打ってもオープンコートにポン返しされては無意味)

◆ 深い中ロブのアウト判別はスイング観察必須
相手のスイングが大きくダイナミックな場合、パッと見アウトは予想通りアウトの可能大。一方、相手のスイングが小さく上に打ち上げている場合、パッと見アウトかな~は大概期待を裏切りベースライン付近にポトンと自然落下してくる。(ボール弾道の高さだけ視ても判別は困難、相手のスイングを観るべし)

◆ 左右展開の前にボディーも試す価値あり
ボールの真正面に居ると距離感(深さ)がつかみずらい。フォアハンドかバックハンドか一瞬選択を悩むようなボディー配球とあわせて深さの変化を意図的に加える。ショット選択を考えていたらうまく打点に入れなかった作戦。(スイートスポットから僅か5~6cm打点をズラスことさえ出来れば良質な返球はほぼ無い、展開パターンはこの辺の反応を探ってからでも遅くないかも知れない)



また何か気が付いたら追記します。




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